人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

ネタバレがありますのでご視聴の後、ご一読をお勧めします。

 

面白かったけど、残念な部分も結構あり。

 

原作未読。

 なろう系の一話目は設定が違っても「またか・・・」の雰囲気を感じてしまうけど、この作品はスルッと見れた。自分的には掴みは良かった。冗長でも無く背景が見えたので伝わりやすかったと思う。

 人間不信というより、裏切られた主人公たちがもう一度人間を信じたいという心情が強いように感じた。

 途中で古代技術で作られた剣を手に入れ、主人公のニックがパーティーの仲間と合体するのだけど(フュージョンみたいな感じ)、その条件が「絆の力」ということで仲間の過去のトラウマを埋めるような行動をニックがとることで絆が深まり合体できるように。なんだけど尺の関係か、人間不信の割にはチョロい感があって人の事を信じたいんだろーなってより感じてしまった。この話が4話なので心許すのはやくね?ってイメージがついた。これが意図したものかどうかわからないけども、安っぽく見えてしまって残念。このせいで最終話での個々の想いが語られる所の人間不信表現が「思い出したよう」に感じてしまった。でも難しいよね、決まった尺に収めなければいけないのだから。

 1話目は作画がんばってる!本気で売りに来てるのか!?と思ったけど、3話ぐらいから作画が低予算作画に…。メインキャラクターはある程度クオリティを維持してるけど。見せ場であろう11話のニックVSステッピングマンの格闘シーンもループっぽい出来だし、作画は右肩下がりの印象だねぇ。

 そうそうステッピングマンと言えば話の展開は好きです。「真のステッピングマンは~」があって、「俺もステッピングマンだな」とかのあたり。捻りというか概念と化しているのが都市伝説っぽさがあってすき。って書いていたら原作読んでも楽しめそうな気がしてきた。

 

 全体としてはイベントは好きだけど、心情表現は足りない。作画は頑張って!って感じ。2期が出ることがあればとりあえず見るかな。

 

以上、「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」の感想でした。